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Buongiorno! イタリア旅行記:3日目

3日目・ヴェネツィア 〜恐怖!ヴェネツィアの怪の巻〜

みっかめ。
そろそろ色々と慣れてきました。今日はスーツケースをバスに乗せなければいけないので、集合は出発の15分前。
いくらなんでも5分前行動をすれば大丈夫だろう、とタカをくくっていたのがいけませんでした。

…エレベーターが来ない。

このホテルのエレベーター、どうやらかなりの年期物らしく
階を表示する部分もなければ、▽下へ行くボタンを押しても光らないので、ちゃんと押せてるのかどうかも分からない。
しかもどこで乗っても一度1階へ戻る素敵仕様らしく、4階とか5階とかに到着するまでやたら時間がかかる。

ちーん

…どこかのフロアに止まるごとに音が鳴るので、その度に今度こそ来たか?!とぬか喜びするハメに。
ドアは全く開かないクセに、やたら鳴りまくるベルの音がむなしさ倍増。ええい、紛らわしいっちゅーねん!!
ようやく来たエレベーターに乗り込んで、間に合うかなとオロオロしていると、1つ下の階で乗ってきたH田さんが一言
「大丈夫、マルッツェロがさっき朝ごはん食べに行ったところだから」
…それって本当に大丈夫なのかしらん。

今日の教訓その1「イタリアのエレベーターは使えない

 ***

とりあえず無事に一応時間通りに出発することができ、バスは一路ヴェネツィアを目指します。

とはいえ道のりも長いので、当然途中休憩アリ。アウトバーンを降りて、ごく普通の街っぽいところに。
この辺りの景色は日本と余り変わらないなー、とか呑気に思ってたところで、突然ちょっぴり慌てるH田さん。
「…すみません、マルッツェロが道を間違えたらしいので休憩は少し遅れますひやひや
どうも南部ナポリ出身のため、北部はややアウェイらしいマルッツェロさん。アウェイなら仕方ない。

アウトバーンに戻り、ようやくサービスエリアに着いて、一休憩…というときに少しざわざわ。どうもトイレが有料らしい。
急遽チップのシステムを説明しながら、H田さんがぽつりと漏らした一言が
「…マルッツェロがここ『Free!』って言ってたから信じてたのにひやひや

 ※欧州ではトイレチップが清掃のおばさんのお給料らしいです。だから有料の所が多いんだとか。
  「日本は税金で清掃をやってくれて素晴らしい国ですね」とはH田さんの弁。

こうして午前中に色々マルッツェロさんにてんてこまいにされたH田さん、軽く苦笑して
「今日はマルッツェロにやられっぱなしですたらーっ
むしろその発言にわたしたちがやられっぱなしです! でもこの発言も後の面白発言の布石だったのだ。

そんなハプニングもありつつ、いつものように軽快トークでヴェネツィアガイドをしてくれるH田さん。
そこで語られたのは背筋が思わず寒くなる、夏のヴェネツィア怪談であった。のだ。

曰く。
これはある夏のツアー旅行で、H田さんの先輩添乗員さんが経験した事件である。
ヴェネツィアに泊まったある老夫婦。おじいさんの方がちょっと散策してこようとして外に出た。
しかし迷子になったらしく、いつになっても帰ってこない。
添乗員さんたちだけではもはや限界で、地元警察の手を借りることに。
添乗員さん、他のお客さん達、警察の懸命の捜索にもかかわらず、おじいさんは見つからない。
そして一夜が明けた…。

 ………

「…というわけで、ヴェネツィアは迷子になりやすいところなので、みなさん気を付けてくださいね(笑顔)」
えぇーーーーーーーーーーー!!
そこで話切らないでー!!続き気になるやんー!!という無言の叫びが一瞬にしてバスの中を支配。
「あれ?続き聞きたいですか?」
いやそりゃもちろん!頼みますからお願いします!!
あれはツアー参加者全員の心が一つになった瞬間でした。本当に。

というわけで結果としては、おじいさんは翌日の朝に街外れで無事警察に保護されたとか。
しかしもし冬の気候なら命も危ない状態だったらしく、おじいさんはツアーを中止して帰った、とのこと。
そこで怯えまくる一同に対し、H田さんから、ヴェネツィアで道に迷わないための大事な教訓が。

今日の教訓その2「ヴェネツィアでは4回以上曲がるな」 …肝に銘じておきますです。

 ***

ヴェネツィアへ向かう橋は一本だけ。行ってみて分かったんですが、町中では車は到底走れっこありません。
物資は全部船で輸送が基本。
ヴェネツィアはかなり物価が高く、近頃のユーロ高もあって貧乏学生にはなかなかキビシイのですが
これはいわゆる「観光地価格」というわけではなく、街の特性上致し方ないようですね。

というわけで、人の移動ももちろん船で行います。
島の入り口になるローマ広場からヴァポレット(定期船)に乗って、アドリア海の女王・ヴェネツィアへ!
この日はあいにくの曇り空でしたが、逆に風情が増して良かったなぁと思います。
晴れ渡るような青空でこの町を歩くのも素敵だと思うんですが、
少し霧で煙る中、次第に建物が姿を現していくのもとてもロマンティック。

で、実際に街をちょっと歩いてみて、その絵はがきの中のような風景にほうっとため息をつくと同時に
そりゃおじいちゃんじゃなくても、迷っちゃうよなぁと思わずしみじみ納得。

何でかって言いますとね、道が全部












こんなんなんです。これでも道の中ではそこそこ広い方なんですよ。これは方向音痴にはキビシイ。
ミラノやこの後行くフィレンツェは、ドゥオモを目印にすれば迷いようがない街なだけに余計際だちます。

今回はヴェネツィアには3時間ほどしかいられないので、結構急ぎ足で観光しないといけません。
そろそろパンとかハムとかサラミとかチーズとかに胃がついてこなくなったため、
ヴェネツィア→港町→海産物食べたい! という三段論法により
教訓に忠実に、1回2回と曲がった回数をカウントしつつ、とりあえずサン・マルコ広場周辺でお昼食べる場所をサーチ。

ここは普段食べないものにしようと思って、初めてイカスミパスタにチャレンジしてみたんですが
これがとってもおいしかったです♪イタリアで食べたものの中では3本の指に入ります!
やっぱり旅をするなら食事がおいしいところだよねー、と再確認。
今になってこのブログを書いてると、食べ物の写真もちゃんと撮っておけばよかったなーって思うんですが
お店でカメラを取り出すのはちょっと勇気がいるんで、食べ物の写真はあまりないんです。ごめんなさい;

イカスミで口と歯がお歯黒状態になってしまったので、とりあえず教えてもらった無料のお手洗いへ。
洗面所で同じツアーの人とすれ違って、ちょっとご挨拶。なんとなく一安心。
鏡に向かって、お歯黒を落とそうと必死で格闘しているとすっと男の人が入ってくる。

…え?
思いっきり動揺して頭が回らない。言葉も出てこないのでとりあえず愛想笑いをしてみる。
困った顔をして男の人は何か合図を。
…よくよく男の人が指さす先を見てみると、その扉にはばっちりと"MEN"の文字が…。
なんで見えてなかったんだろう…これはかなり恥ずかしい。・゚・(ノД`)・゚・。

こうしてさらに、わたしたちはイタリアに2迷惑をかけてしまったのでありました。(またかよ)

 ***

さて、ここでいきなりクイズです。ほんもののヴェネツィアはどっちでしょう。












正解 左:ヴェネツィア 右:イタリア村(in名古屋)

一昨年のパート旅行で行ったイタリア村。
その時はホンモノを見に行くことになるとは夢にも思ってなかったんですが、
行って実際に見てみて納得、ああこの鐘楼が元だったのね!と。ヴェネツィアがモチーフなんですね。
(余りに興奮しまくって、「やっぱあれは所詮もどきだよ!」とか連呼してました。全力で名古屋県民にごめんなさい;)
そういえばバスの中で「イタリア村」の話してた人がいたなあ。やはりかなり有名スポットらしい。

で、何が違うかと言いますと、とりあえず高さが。この鐘楼、かなり高い!見上げて写真に収めるのも一苦労。
上に昇るとヴェネツィアの街を一望できます。ちなみにここはエレベーター。









うーん、これは素敵すぎる!360度パノラマで、どこを撮っても絵になっちゃう。
サン・マルコ広場には、この鐘楼以外にサン・マルコ寺院という歴史ある寺院があるんですが、
たぶんイスラムの影響を受けているのか、クーポラがちょっと面白い形をしています。









中は撮影禁止なんですが、びっしりと壁にも天井にもモザイク画が描かれていてかなり圧巻。
他の教会とはひと味もふた味も違う、異国情緒が面白いです。

さて、ヴェネツィアといえば水路、そしてゴンドラなのですが、今回は時間とお金の都合上ゴンドラは諦めて
代わりに徒歩でリアルト橋まで歩いて街の雰囲気を掴むことにしました。
「サン・マルコ広場」と「リアルト橋」はちゃんと標示があるので迷子にならない仕様です。親切設計。
標示をたよりに10分ほど歩いてみると、何やら人だかりの出来ている大きな橋にでくわします。これがリアルト橋。









橋から見える風景。ゴンドラが見えるかなあ。
観光客らしい人がかなりいたので、お願いして自分たちの写真も撮ってもらったり。
割と色んな国から観光客が来てるらしく、かなり国際色豊かな感じでした。

帰りはおみやげ屋さんをウインドーショッピングしながら、のんびり帰ります。
その中でもやっぱり目を引くのはヴェネツィアングラス。
とても鮮やかな色彩で、光に当たると色が変わるんです。どうやったらこんな綺麗で繊細な物を作れるんだろう。

そしてあるお店で見つけてしまいました。ディスプレイの向こうに並ぶ、ちいさなガラスのオーケストラ!かわいい!!
思わずしばらくじーっと眺めてしまったんですが、
アルペンホルンっぽい子はいたんだけど、フレンチホルンを吹いてる子はいなかったので買うのは諦めました↓
トロンボーンとかトランペットはいたのに…ホルンはオーケストラの花形なのに…ぐすん。

他にもマスカレードに使う仮面とか、レース編みとかたくさん有名なおみやげのあるヴェネツィア。
あちらこちらのお店さんに、ゴッドK本くん(君にジュースを買ってあげる☆)みたいな仮面が一杯。
一個ネタとして買って帰って、D井ちゃんあたりに渡してなんか面白いことやってもらえば良かったかもですね。ちっ。
(↑我ながらそれは無茶振りってやつですよ、姐さん!)

 ***

というわけで、色々ぐるぐるしながらサン・マルコ広場に無事帰還。
ここには鳩がたくさんいるんですが、観光客がエサをあげるのでみんなかなりのおデブちゃんばっかりです。
言い換えるなら鳩が全部TKMちゃん状態。もはやメタボの代名詞。
「太りすぎだぞー、そんなんで飛べるの?ダイエットしろダイエット」と鳩に呟いてみるものの
やっぱり見てたら楽しそうなのであげてみることにしました。エサは屋台でたくさん売ってます。おひとつ1ユーロ。









↑エサ売り場で見かけたおじさん。なんだか絵になっていたので思わず写真を撮ってしまった。

しかしメタボな鳩さんたちは頭が良い上に、容赦がない!
エサ売り場に寄った人間に対して「こいつはエサを買う!ってことはオレたちにくれる!」という思考回路が働くらしく、
エサを受け取った瞬間急降下を開始。肩の上にも頭の上にも乗りたい放題。猛攻撃を受けて慌てまくるわたし。
…ヒッチコックの「鳥」ってこんな感じだったよね、確か…。

とりあえず第一波から何とか逃げ出し、サン・マルコ広場の中央で、優雅に上品にエサをやろうと試みるも
また鳩さんたちの総攻撃を受けてあえなく陥落。無様な姿をさらすハメに。おまえらほんとに平和の象徴か!
何をわめいてたのかはほとんど覚えてないんですが、
後の証言によると「もーおまえらにはやんねーよ!」とか意味不明なこと叫んでたらしいです。通じるわけないって。

さてセカンドタイムアゲイン。natureちゃんの出番です。
 1.買った後、エサは素早く服の中に隠しておきましょう(鳩に狙われないため)
 2.エサは足下ではなく、少し前くらいに投げてやりましょう(体の周りにたかられないため)
 3.エサをやった後はちょっと後ろに引いて様子を見守りましょう(一気にばらまくと悲惨なことになるため)

…上手い…!!優雅だ!上品だ!(感動)
あまりのテクニックに感動して、写真をやたら撮りまくってしまいました。
ここでは肖像権の関係上写真は載っけられないんですが、実物を見たいっていう人はぜひ一声掛けてください。
(なお、おじさんの肖像権はいいのか貴様!というツッコミは受けつけません。あしからず。)
こうして「鳩のエサのやり方」、良い見本と悪い見本が出来上がったのでありました。まる。

ちなみに、この経験がかなり印象に残ってしまったわたしは
ここから後に訪れる街でいちいち鳩のメタボチェックをしていくようになります。
馬を見るたびに無駄に写真を撮ってしまったり、どうも動物ネタにはすっごい弱いらしい。自覚症状あるけど。

 ***

名残を惜しみながらヴェネツィアとお別れ。

ヴェネツィアは「ここであれをしてor見てor買っておけば良かった!」的後悔が未だにかなり残ってます;
やっぱり3時間は短かったなあ…もしもいつかまたイタリアを訪れる機会があれば、ここはぜひ再訪したい。
本当に綺麗なんです。どこを描いても、写真に撮っても、絵になる街。
ヨーロッパはどこもそういうところが多かったんですが、ヴェネツィアは特にそういうところでした。
後にH田さんが「ヴェネツィアとローマはイタリアでも別格だよ」と仰ってましたが、それも納得って感じ。

最近地球温暖化の影響とかで、ヴェネツィアがかなりピンチらしいんですが
こんな宝石箱のような街を、海の底に沈めてしまうわけにはいかない!と心底思います。何とかしなくっちゃ。
(というか、現地でもそればっか言ってたような気がするぜ…。)

あと、これは本気でどうでもいい話なんですが、
この日はやたらと「ヴェネツィアをジェノヴァと言っちゃう病」が発動して「ヴェネツィアに失礼でしょ」と叱られました。
確かにヴェネツィアもジェノヴァもイタリア北部の港町なんだけども。どっちも中世に栄えた海洋都市国家なんだけども。
たぶん発音しにくいヴの字がいかんのだと思うのよ。ヴァとかヴェとか。
(なお、この旅行で発動した他の病気には、「ユーロをドルと言っちゃう病」「靴ひも勝手にほどける病」などが存在)
Trickster * Travel * 00:30 * comments(1) * trackbacks(0) * pookmark

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コメント

きのうは雰囲気に到着したかった。
だけど、建物もチャレンジしなかった。
Comment by BlogPetのArtie @ 2008/03/19 10:04 AM
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